せんじつ、いつものようにスクーターで駅に向かっていました。
そして交差点でスピードを落として曲がろうとした時に。。
思いっきり転倒しました。。
まあ幸いミラーが曲がる程度で済みましたが、あっという間の出来事でした。
今回の事故で典型的な「事故後の痛み方」があったので時間ごとの経過をお伝えしようと思います。
事故直後
倒れた側の右肘が痛いだけでそのほかに痛みはなく、そのまま仕事に向かいました。
事故後12時間
夕方になるにつれて右の肋骨が痛くなり始め、左のスネに打撲によるあざがあることに気づく。
帰りにまたバイクにまたがろうとして右足を上げたらあまりの右股関節の痛さで思わず声が出てしまいました。
事故後2日目
朝から右肋骨が激痛に。痛みでくしゃみや笑うことができない。
階段で少し足を踏み外した時に右股関節に激痛が。。
あくびをしたら右の顎の下の筋肉がつった。こんなところがつるなんて聞いたことがない。。
右肩を下にして横になったら右肩が痛かった。
事故後3日目
左の首の前側の筋肉が張って痛い。
右肩が痛くて上げているのが辛い。
肋骨の痛みは無くなってきた。
右股関節の痛みも徐々に良くなってきている。
事故後6日目
右の肋骨・右肩の痛み・左首の張りが残っている。
めまぐるしく痛い場所が増えていきました。。
このように交通事故のようなとっさの瞬間に、人間は身体に力を入れて防御姿勢に入るので自分では思っていないようなところにも筋肉痛のような痛みが出ることがよくあります。
またこれらの症状は後になって出てくることがほとんどなのです。
今回の例では、特に首周辺の痛みは、頭が振られないようにするために反射的に首の筋肉に力を入れて頭を支えたことが痛みの原因です。
今まで何度も交通事故の患者さんを見てきて、その都度、今痛くなくても事故の患者さんは少ししてから違う場所が痛くなることがよくあります。
とお伝えしていましたが、今回身をもって経験することになりました。
人間の自己防衛本能の高さ、恒常性維持能力、個体維持機能には本当に驚かされます。個を維持するためにいつも頑張ってくれているのです。私たちの身体は。。