糖尿病③

Pocket

”ブログを見ていただいてありがとうございます。
今回もあなたの健康のヒントになる情報をお伝えしていきます。”

以前の糖尿病①のブログで、
糖尿病患者さんの整形外科分野での特徴について

  • とにかく骨折が治りにくい
  • 炎症症状がなかなか治まらないので、ねんざ・打撲も治りにくい

と書きましたが、もう一つ付け加えたいと思います。

70代女性。
糖尿病で毎日4回インスリン注射を自分で打っている患者さん。

1月30日に腰痛で来院。

この患者さんの腰痛が治るのにすごく時間がかかったのですが、
ある日、毎日朝の血糖値を測っているとのことだったので、
彼女のノートを見せてもらったところ
面白いことが分かりました。

  朝の血糖値          
1月14日 193mg/dl          
1月15日 235          
1月16日 423          
1月17日 269          
1月18日 241          
1月19日 244          
1月20日 327          
1月21日 167          
1月22日 173          
1月23日 443          
1月24日 367          
1月25日 318          
1月26日 189          
1月27日 161          
1月28日 143          
1月29日 177          
1月30日 109 腰痛で来院。歩くのもままならない。  
1月31日 148 痛みはだいぶ引いてほとんど痛くない。  
2月1日 121          
2月2日 218 痛みがぶり返した。      
2月3日 256 治療後は良いが数時間後には痛みがぶり返す。
2月4日 236       ;      
2月5日 271       ;      
2月6日 313       ;      
2月7日 330       ;      
2月8日 264       ;      
2月9日 323        ;      
2月10日 330       ;      
2月11日 432       ;      
2月12日 434       ;      
2月13日 353       ;      
2月14日 329       ;      
2月15日 285       ;      
2月16日 219 ようやく少し落ち着いてきた。    
2月17日 195 この後も前屈での痛みが1か月くらい続いた。
2月18日 180       ;      

この場合は、朝いちのため空腹時血糖で正常値は110㎎/dl未満です。

つまりこの患者さんは日ごろから正常値になることはほとんどないそうですが、
でもだいたい平均して150~200前後だそうです。

で、上記に記載した36日間(腰痛を発症した前後18日間)では、
250以上が18日
300以上が13日
400以上が4日。 異常な数字です。。

このことから何が言えるか考えてみると、、

血糖値が高かったから腰痛になったのか?
腰痛になったから血糖値が高くなったのか?
血糖値が高いから腰痛がなかなか治らなかったのか?

これについてはこの結果だけでは分かりませんが、
いずれにしても、
腰痛になる前に血糖値が上がっていること。
腰痛が発症しているあいだ血糖値が高い状態が続いていたこと。

これらのことから、
腰痛と血糖値に関係があることは間違いないと思われます。

一般的にも糖尿病と腰痛に関することは

  • 糖尿病という病気はそもそも血糖値が上がり続けてしまうため、
    血液がドロドロになり血液循環が悪くなってしまうために、
    腰痛が起こりやすい。
  • 糖尿病によって腎臓に負担がかかると、
    腎臓は腰痛の原因筋になる腸腰筋と繋がっているために、
    この腸腰筋にも負担がかかり腰痛が起こりやすい。

などが言われています。

もちろん、糖尿病で最も大事なのはヘモグロビンA1Cの値で、
その数値は血液検査が必要なため測定していませんが、
血糖値だけでもすごく興味深い結果だと思います。

 

糖尿病患者さんの整形外科分野での特徴について

  • 腰痛が治りにくい

を追加してもいいと思います。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です